事業者側の熱中症対策、義務化
先月から真夏のような暑さが続き、皆様それぞれに熱中症対策を行っていらっしゃることと思います。
そんな中・・・事業者の熱中症対策が義務化されました。
一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日より、
熱中症の重篤化を防止するための「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が、事業者へ義務付けられることになりました。
これを怠った場合、罰則もあるのです。
ということで、今回のコラムでは、ハセベの「現場の熱中症対策」を紹介したいと思います。
体制整備
ハセベでは、以前から↓のような熱中症対策キットを現場に設置していましたが、今年度よりポータブル冷凍冷蔵庫・クーラーボックスを導入します。
また、黒球式熱中症指数計を設置することで、WBGT値(暑さ指数)を測定、リアルタイムで警戒アラートを通知し、現場でのリスクを「見える化」します。

熱中症対策キット
手順作成
現場には、熱中症が疑われる場合の対応フロー、現場責任者の連絡先、近隣医療機関の連絡先を記載したものを掲示しています。

各現場に掲示しています。
関係者への周知
ハセベの協力店会「長栄会」の安全会議は、3ヶ月に1度、開催されます。
今年2回目の会合は、去る6月19日に行われ、取引先業者様や協力業者様へ、熱中症が起こる要因・予防対策・対処法等を勉強しました。

6月19日に開催された長栄会の様子
以上になります。
義務化されたから、ではなく、現場の安全衛生管理が、より良い戸建・注文住宅づくりの基本になると考え、
今後も環境整備に努めてまいります。